2022/04/12
出典:発達障害のキホン
五感というと、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚ですが、最後の二つは運動とは別ですね。ここに、前庭覚と固有覚(固有感覚)というものが入ります。
僕が運動プログラムを考えるときのベースになっているのがこの感覚統合です。
感覚というのは、脳に自分の外側がどうなっているかの情報を伝えるセンサーです。
・視覚:見えているもの
・聴覚:聞こえているもの
・触覚:触っているもの
・前庭覚:揺れ、傾き、バランスを知る感覚
・固有覚:力の加減や自分の体がどうなっているか知る感覚
人間なら誰でもこのセンサーを使って外の情報をインプットし、体を動かすというアウトプットをしています。センサーがうまく機能して、図のように段階を経て積み上げながら成長して行くことで、上手なアウトプット=体を思い通りに動かすことができるようになります。
これを運動に取り入れることで、注意力が上がったり、視界が広くなったり、音への反応が良くなったり、ボディーイメージができたり、バランスが良くなったり・・・
僕は仕事で発達障害の子どもに運動指導することがありますが、どこかが未発達だったり、これを統合することが難しい子がいます。そのため刺激を入れてあげるような運動が必要になります。
ではこれを運動にどう取り入れるのか。
それはまた次回お伝えしましょう。
詳しい理論を知りたい方は、こちらのサイトの説明がわかりやすいのでご覧ください。
https://h-navi.jp/column/article/35025964
https://h-navi.jp/teaching/professional_articles/100004