2022/04/12
心理学の用語で「ピグマリオン効果」という言葉があります。
大人が期待をかけると、子どもはその通りの結果を出す、という実験結果です。
その逆の期待をかけないと成績が下がる、という「ゴーレム効果」というものも存在するようです。
実験の詳細はこちらでわかりやすく紹介してくださっています。
参照:http://www.chiikunote.com/entry/pygmalioneffect
スポーツのチームや部活に行くと、指導者の方から「彼は期待できる」「あの子はちょっと・・・」という話を聞いたりします。結果も求められる中で、しかもチームであれば周りの選手との兼ね合いもある中でどうしても「上手い」「下手」で期待の掛け方が変わってしまうのは人間だから仕方のないことかもしれません。
ただ、「”今より”できる」ようにはなるはずなんです。その子のペースがあるのでスピードは遅いかもしれませんが、やり続ければ必ずできるんです。そのために考える、動くという環境を整える必要があると思います。
この効果が激しく出てしまうと、今はやりの「格差」が出てしまい、できる子はよりできる、できない子はよりできない、という状況を作り出してしまうことになります。
「できる!」と信じて「できた!」を引き出してあげられる環境を準備してあげたいですね。このことを気づかせてくれた妻に感謝です。