これは子どもに限ったことではなく、
「物事を教える」という場面では使えるテクニックです。
意図的にこれを使うと、理解度の確認と向上というメリットが発生します。
では何をするかというと、
「伝えたことを言ってもらう」
それだけです。
勉強もただ学んだだけでなく、
人に話したり、口に出したり、実際に使ってみると
忘れにくくなったり、すぐに身についたりした経験はありませんか?
ここで起こっていることは
①インプット=情報を脳に入れる
②処理=入れた情報を理解する
③アウトプット=実際にそれを使う
知識や技術の定着には、
アウトプットすることが有効と言われているからなんです。
ということで、子どもたちに技術を教えた場合は、
伝えたことを口に出してもらうことでアウトプットを促します。
例えばかけっこの練習なら、
「スタートの時は肘をどうするんだっけ?」
「何に注意するとスタートが速くなるんだっけ?」
と言う具合です。
そこに
・何回も言ってもらうように声がけする
・リズムや拍子をつける(昔で言う「部屋と〇〇と私」みたいな)
・動きと体験を組み合わせる(〇〇をやったらうまくいった)
・指で数字を示し「1つ目は〇〇、2つ目は〇〇」のように見せる
こんな工夫を入れたりすると、効果的ですね。
ただし、技術に関しては、すぐにうまくなるわけではありません。
理解=できる、ではありませんからね。
今度はインプット→処理→アウトプットの量と質が関わってきます。
これはまた別の機会でお伝えすることにします。
今回も読んでいただきありがとうございました!
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