比較をうまく使って運動好きにする2選

運動で嫌な思いをしないよう気をつけた方がいいのは「比較」です。

兄弟と
同い年の友達と
チーム内の選手と

テストの点数は公表されないのに、かけっこの順位やダンスの出来なさは運動会で公表されてしまう。

苦手なことを晒されてしまう。嫌な体験になってしまいますよね。

 

その時かけられる言葉。

〇〇君に負けてるぞ!
〇〇ちゃんはもっと上手にやるよ!
〇〇さんの方がいいね!

言われた方からすると

「そんなことわかってるよ!」
「でもできないものはできないんだよ!」

だと思います。

 

負けず嫌いな子、得意や好きな子はそれで奮起するかも知れませんが、苦手な子はなかなかそうなりません。

だからこの声がけが繰り返されると当然嫌になりますよね。

 

ーーーーーー

大人だってそうだと思います。できる人と比べられるのってとてもストレスじゃないですか?

自分はできないんだと、自尊心、自己肯定感が下がってしまうのは子どもも同じです。

 

そこで私が実施している工夫を2つご紹介します。

 

1.過去との比較

この前より上手にできてるよ!
さっきより今の方がうまくいったね!

という声がけです。

過去も現在もしっかり見てくれている、という感情になってもらえますし、こちらとしてもしっかり見ているよ、というアピールになります。

信頼関係を作るためにも大切だと考えます。

 

2.指導者との比較

見て見て!よっしーはこうなってるよ!
よっしーは後ろからスタートして、本気で抜いていくからね!

他の子との比較ではなく、見本を見せる指導者と比較します。

「指導者なんだからできるのは当然」と子ども達は思っているので、見本をより見ることにもなります。

「最初はできなかったんだけど、練習したらできるようになったんだよ!」という励ましや共感のコミュニケーションもつけるとなお良しですね^^

 

かけっこなどでは、ハンデをつけて本気で全員を抜いていくことがあります。

ここでも指導者に負けたんだからしょうがない、

やっぱり速いなぁ、速いと楽しそうだなぁと思ってもらうことで、本気を引き出すことができます。

 

他人との比較ではなく、過去や指導者と比較することで、前向きな比較にすることができますよ^^

ぜひやってみてください!

 

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