失敗を恐れる子どもや選手はなぜ生まれるのか?

「これ、わかる人?」
「これについて、意見がある人?」
と集団に聞くと誰も答えないことがあります。
でも一人ひとりに当ててみると、ちゃんとわかっている。意見が出る。
これって、間違えてはいけないという想いが強いから?
間違えることが恥ずかしいから?
「失敗」は何が怖いんでしょうか?
これはおそらく、過去に失敗した時に、
恥ずかしかった、怒られた、嫌な想いをした、罰を与えられた
という体験があるからではないでしょうか。
この体験はかなり後を引きます。
あればあるほど、上書きをたくさんしていく必要がある。
でも、大人はみんなわかっています。
失敗は成功の元。失敗しないとうまくなれない。
失敗した数が多いだけ、うまくいかない方法を知れた、学習したことになります。
それを元に考えて、工夫してうまくいった!
さらにうまくやるにはどうすればいいだろう?と考える。
この成功体験を繰り返すことが、自分で考え、伸びていくのに必要ですよね。
だから大人がするべきことは、結果ではなく過程にフォーカスすること。
できたからOKではなく、やってみたことがOK。
うまくいかなかった理由を考えてみよう。
次はどうすればいいか考えてみよう。
わからなければヒントをあげてみよ。。
できるためのアドバイスをあげて失敗させないことは、
子どもの成長の機会を奪うということです。
自分で考えて、やってみて、考えて直して、またやってみる
このサイクルを、オーバーに褒めて、自分事のように喜んで、
見守っていくのが大人の役割だと思うんです。
教えたことはすぐにできなくて当然。
「違うよ!なんでできないんだ!」って言ったら嫌な思いをする。
「ごめん、伝え方が悪かった」と大人が言えるか。
責任を大人が持ってあげないと、チャレンジしたくなくなります。
失敗体験を重ねてしまうのは大人の責任。
成功につなげる環境設定をするのが大人の役割。
そんな想いで活動しています。
今回も読んでいただきありがとうございました!
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